ビジネスモデル

組織が価値を生成、提供、獲得する方法の論理的根拠を説明するもの。端的に言えば、ビジネスが上手く機能するストーリー。ビジネスプランが数十ページにおよぶ静的なドキュメントだとすれば、ビジネスモデルは1枚の動的なチャートで説明されることが多い。

イノベーション

新しい経済価値の創出。典型的には、特定の市場に対して新しい価値を提供し、その対価として金銭を獲得することを指す。技術革新は、イノベーションに対する最も有力な手段。

ビジネスモデルイノベーション

ビジネスモデルを構成する要素の新しい組合せによるイノベーション。

オープンイノベーション

社外から新たなテクノロジーやアイデアを募集し、共同で革新的なプロダクトやサービス、またはビジネスモデルを創出しようとすることを目的とするイノベーション。

ビジネスモデルアーキタイプ

ビジネスモデルの最も基本となる原型(例.製造業、サービス業、小売業)。近年、これらを組み合わせたハイブリッド型のビジネスモデル(例.プロダクトをサービスとして提供するサブスクリプション)が台頭している。

ジョブ理論

人々(組織を含む)が実現したいことに関する深い洞察や知見を、イノベーション活動のインプットとする実践的なアプローチ。

デジタルトランスファメーション

デジタルテクノロジーの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること(マクロ経済的視点)。または、デジタルテクノロジーを活用したビジネスモデルを通じて組織を変革し、業績を改善すること(ミクロ経済的視点)。

ビジネスエコシステム

協働と競争の双方を通じて、価値の生成と消費を行う多様なエンティティから構成される動的かつ共進化するコミュニティ。現在注目を浴びているMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)は、「移動」というエコシステムに対するサービスとして捉えることができる。

プラットフォーム

特定のビジネスエコシステム内で、様々なプレイヤーによる価値交換を円滑化するために、デジタルを活用した仮想空間としての取引の場を提供するビジネスモデル。世界の時価総額トップ企業、新興スタートアップの多くがプラットフォームを所有している。

顧客経験

顧客が企業からどのように取り扱いを受けているのかという視点。顧客経験ジャーニーは、その一連のプロセスを指す。提供しているプロダクトやサービスがコモディティであっても、優れた顧客経験は企業の売上を伸ばすことができると期待されている。

マイクロモーメント

人々が何かを知りたい、見つけたい、観たい、買いたいと思ったときに、反射的にスマートフォンやタブレットに向かうその瞬間。新しい消費者行動パターンの1つ。

仮説指向計画法

不確実性の高い新規事業において、経営目標に対して大きなインパクトを与える要因をテスト/検証しながら、その目標を実現していくためのアプローチ。

リーンスタートアップ

無駄なく、再現性と拡張性をもつビジネスモデルを探索する一時的な組織。大企業における新規事業の創出、オープンイノベーションに対するアプローチとしてもその手法が活用されつつある。

ブルーオーシャン

潜在的な需要があるけれども適切なプロダクトやサービスが存在しない市場(ジョブ理論でいえば、非消費の状態にある市場)。反対にレッドオーシャンとは、顕在的な需要があるけれども多数のプロダクトやサービスが競合している市場。

バリューイノベーション

ブルーオーシャン戦略におけるコンセプトの1つであり、顧客が支払うコストよりも受け取るベネフィットが何倍も大きいこと。

プリトタイピング

プリテンディング(見せかけること)とプロトタイピング(試作品を作ること)を掛け合わせた造語であり、新しいプロダクトやサービスに関するアイデアの市場性を安価かつ迅速にテストし、定量的に検証するための方法。

インダストリアルインターネット

センシングテクノロジーやアナリティクス/人工知能テクノロジーを活用し、組織内のオペレーション領域の生産性と信頼性を改善し、最終的にはその変革を実現しようとする取り組み。当社では、組織リソースとしてのヒト、モノ、データを有機的かつリアルタイムに結び付けるための手段として捉えている。

機械学習

人工知能を実現する方法の1つであり、人間の学習を機械が再現するもの。端的に言えば、人間に代わって何かを予測してくれるシステム。ここでいう予測とは、欠落しているデータを補充するプロセスであり、手持ちのデータを利用して、まだ持っていないデータを生成することを意味する。

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